みんなが幸せになる経済と社会のしくみを考えよう

資本主義に替わる理想的な社会システムと未来のビジョンを提示します

生体社会システムの概要 / ダイジェスト


貧富の差の拡大、正社員と非正規雇用の格差問題、失業者、生活保護、長時間労働、達成されない経済成長目標、財政赤字、デフレ、環境問題など。
私たちはこの歪(ひずみ)が激しい資本主義といつまでつきあっていかなければならないのでしょうか?
そもそも資本主義は持続可能な経済システムなのでしょうか?
資本主義下でこれらの問題が解決するは可能なのでしょうか?
共産主義が崩壊したように、資本主義もいずれ崩壊するのかもしれません。
しかし、経済学者も政治家もその代替案を示すことができていないのです。

そんな混沌(こんとん)とした時代に、資本主義と全く異なる社会システムとして、生体社会システム論が注目されています。
生体社会システム論は上記のような諸問題を解決するだけでなく、理想社会を実現する希望の光だとと注目を集めています。
最初は誰もが「そんなうまい話があるはずはない!」と疑いますが、その斬新なアイディアを理解すると、世界観が変わり、未来に希望が持てるようになる人も少なくありません。もちろん反論もありますが、一考の価値のある理論だとは言えるでしょう。

生体社会論の根本思想はバイオミメティックス(生体模倣)という考え方で、人体の仕組みを社会システムに応用するという考え方です。
具体的には、血液が全ての細胞に栄養や酸素を行き渡らせる仕組みを経済に応用するのです。
臓器や器官が与えられた役割を担う仕組みから、理想の企業のあり方や存続の仕方が見えてきます。
神経伝達の仕組みからは理想のメディアの姿が、脳の仕組みからは理想の政治決定システムや理想のリーダー像が見えてきます。
神秘的なまでに完成された人体の仕組みを、システム論として人間社会に応用すれば、素晴らしい社会が実現するヒントになると思いませんか?

私たち人間は約60兆個の細胞でできていると言われますが、血液が全ての細胞に栄養や酸素を運んでいます。
肺の細胞が酸素を独占することもなければ、小腸の細胞が栄養を独占することもなく、全ての細胞に血液が行きわたり、栄養や酸素が送り届けられます。
そして、血液によって生かされた細胞は臓器や器官として、人体におけるそれぞれの役割を果たします。
これを社会システムに応用すれば、細胞が人体のために働き、人体が細胞を生かすように、私たちの社会も個人が社会全体のために働き、社会全体が個人を保護する社会が実現します。
資本主義社会は仕事を奪い合い、既得権益を奪い合い、市場を奪い合い、顧客を奪い合う殺伐(さつばつ)とした弱肉強食の競争社会です。
しかし、生体社会は、社会全体で必要とされる全ての労働を分担しあおうという、共存共栄社会の非常に効率の良い社会です。

以上がこれから紹介する生体社会論の概略ですが、それが嘘か本当かあなた自身で確かめてみてください。